エリカ・ヴェルズッティ「PALETTES」

2013年10月20日(日) - 11月17日(日)

オープニングレセプション(サンデーブランチ)10月20日(日) 13:00-16:00
※オープニング当日は日曜の通常営業時間通り17時までとなっております。

この度MISAKO & ROSENでは2回目となるサンパウロ出身のアーティスト、エリカ・ヴェルズッティの個展「PALLETES」を開催いたします。

エリカ・ヴェルズッティの作品は現在アメリカのピッツバーグで開催中の「カーネーギーインターナショナル2013」にて紹介されています。
近年の主な展覧会としては、2014年にアメリカオハイオ州のWexner Center for the Arts、2013年スペインの「第9回メルコスールビエンナーレ」、サンパウロ現代美術館などがあります。また2012年にはニューヨークのハイラインにパブリックアートを設置しています。日本国内での主な展覧会は、2012年の原美術館でのグループ展「Home Again」展、2009年に東京都現代美術館と広島市現代美術館に巡回した「ネオ・トロピカリア ブラジルの想像力」展、2008年にはヴィック・ムニーズのキュレーションによる東京ワンダーサイト本郷でのグループ展にも参加しています。

本展覧会では、「Palettes」と題したブロンズとコンクリートに着色を施した壁に展示する新作彫刻シリーズを発表いたします。この新シリーズは、素材の実験と描写方法の遊び心を混合させたヴェルズッティのフォーマルで何かに物に見えるという特徴的な彫刻の進行形と言えます。器やケースに見えるこれらの「パレット」は、何かの形跡(制作者の跡が作品にそのままついてる)アーティストの肖像のようなものです。道具のような(メイクアップケース、画材)形の作品はまるで場所に残された形跡を漂わせるような示唆に富んだ表現と言えるでしょう。